伊勢神宮は由緒正しい神社

最終更新日 2024年5月15日 by erum

「伊勢神宮について知りたい」
「伊勢神宮の歴史に興味がある」
「神社本庁とは?所在地とか知りたい」

伊勢神宮は多くの人が一度は行ってみたいと思う神社の一つです。
ですが意外と伊勢神宮について知らないことも多く、知ってさらに良さを感じることができます。
伊勢神宮は正式名称を神宮と呼びます。
よく見かける内宮と外宮が大変有名なのですが、伊勢志摩には125のお社が存在しており、それらすべての総称が伊勢神宮になります。

【関連情報】神社本庁は伊勢の神宮を本宗と仰ぐ全国約80,000社の神社を包括する団体として、昭和21年2月3日、全国神社の総意によって設立されました。
・・・神社本庁とは

伊勢神宮の歴史

歴史は大変長く、今から2千年ほど前倭姫命が五十鈴川のほとりに皇大神宮である内宮を定めました。
その後500年ほど経って、天照大御神の食事をつかさどる神をまつるための外宮ができました。
今でも関わりの深い14のお社では20年に一度隣の敷地に社殿を立て替えてご神体を遷す式年遷宮が行われます。

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伊勢神宮の参拝方法

神社であるため独特な参拝方法があるのですが、伊勢の場合は外宮から内宮の順に行うのが慣わしとなります。
服装はどのようなものでも良いのですが、神のそばに行くという意味があるので、カジュアルすぎるものはタブーであり、神様に失礼がないようにしなくてはなりません。
また第一の鳥居と言われる場所をくぐった瞬間から奥は神域となるので、手水舎で心身を清めます。
なお鳥居をくぐる前は立ち止まって一礼をしなくてはなりません。
さらに外宮は左側通行なのですが、内宮では右側通行になります。
大変良い景色であるので撮影などを行いたいと考えますが、板垣前の石段から内側は禁止となっているので注意が必要です。
神前に来たら2拝、2拍手、1拝を行います。
目を閉じて祈りますが、個人的な願い事は行いません。
人々の暮らしの安寧と感謝をささげるようにしましょう。

伊勢神宮の魅力

伊勢神宮は何といってもその美しさが魅力的な神社です。
式年遷宮を繰り返していつつもその佇まいは圧倒されるものがあり、言葉を失います。
参道を見ると大木が数多くあり、中には樹齢700年を超えるものもあります。
とてつもない時間の流れを感じる場所でもあり、生きていることの意味、生命を授けられた凄みなどを感じることができます。
意外と知られていないこととしては外宮と内宮の社殿には若干の差があることがあげられます。
屋根の上には鰹木と呼ばれる、直角に並べられた装飾の木があるのですが外宮は奇数、内宮は偶数となっています。
また千木の先は外宮が垂直切りに対して内宮は水平切りとなっており、細かな部分が異なっています。
どちらも美しく厳かな雰囲気のある宮なのですが、内宮は日本の歴史ある木造建築に触れることができ、日本の本来の良さを再確認することができます。

伊勢では様々なお祭りが行われている

伊勢では様々なお祭りが行われており、その数は毎年1500回ほどとなります。
最も大きく大切なお祭りが神嘗祭であり、毎年10月に行われ、その年に収穫された新穀を最初に天照大神にささげることを目的としています。
神宮にとってはお正月的な意味もあり、数あるお祭りの中で中心的な位置づけですが、一般の人たちは直接見ることができません。
それゆえに神の神々しさ、厳かさを知ることができ、より一層日本を知ることができます。
なお比較的大きなお祭りは、4月の神田下種祭や5月の神田御田植初、9月の抜穂まつりなどがあり、すべて豊作であることを祈り収穫に感謝する目的があります。
20年に一度行われている神宮式年遷宮もまた歴史があり、約1300年ほど前から続けられているお祭りです。
準備だけでも8年は必要であり、宇治橋を架け替えたり、内宮外宮の正宮や別宮すべてつくりかえられます。
つまり社殿を建てる場所が2つあるということであり、東から西に、西から東にというお引越しを繰り返していることになります。

毎月1日に早朝から神宮にお参りをする朔日参り

またただ遷るのではなく、式年遷宮ではご神体を新たなお宮に遷す遷御の儀が行われるほか、30あまりのお祭りや行事が続けざまに行われます。
お祭りといっても厳かであるので、背筋が伸びる感覚になります。
なお20年に一度であるため人生の中でも巡り合えることは大変貴重です。
お宮参りをした際には様々なものが展示されている場所があるので、訪れてみると良いでしょう。
このほか月の始めである毎月1日に早朝から神宮にお参りをする、朔日参りがあります。
この風習も独特なものであり、朔日参りをした方をおもてなしするためにつくった朔日餅が大変有名です。
手に入れるのはなかなか難しいとも言われており、大変ご利益があるものでもあります。
早朝に神宮を訪れるとまた違った魅力があり、しんと静まり返った空気の中、大樹の生きている様子を肌で実感することができるので一度訪ねてみると面白いです。

まとめ

伊勢神宮は季節ごとに行事やお祭りがあり、さらに季節の移り変わりを肌で感じることができる場所です。
人が人としてどのように生きるのか、または生きてきたのかを感じることができ、今後の生活をよりよくすることができます。
様々なしきたりを守ることは近年では大変物珍しくなってきていますが、神宮でしっかりと守ることで日本の良さを知ることができます。